2009年3月12日木曜日

Fedora 10 インストール 〜前編〜

Fedora 10 を新規インストールしたときのメモ。
メインPCのパーティション構成は、Fedora N と N-1 のデュアルブート構成になっており新バージョンがリリースされる度に古い方を消去しそこに新規にインストールする形をとっている。
(yum upgradeをすればと突っ込まれそうだけど、インストーラの進化を体感しておきたいのと、初期設定の変化を追わないと新PCとかにインストールをしようとしたとき全く変わっていて出来ないってなことにもなり兼ねないので)
なので現在はFedora8/9のデュアルブートになっている。
/dev/sda1: Fedora 8
/dev/sda2: swap
/dev/sda3: Fedora 9

では、インストールへ。

1. インストール・イメージのDL

Fedora9のFirefoxからfedoraproject.orgにあるFedora-10-i386-DVD.torrentをクリックすると、BitTorrentクライアントであるTransmissionが起動し、DL開始。
ホームディレクトリにFedora-10-i386-DVDというディレクトリが作成されその中にISOイメージ(Fedora-10-i386-DVD.iso)ができる。

2. インストールの準備

ダウンロードしたISOイメージを毎回CDやDVDに焼くひともいるようだけど1度きりの為には勿体ない。
(と言うかこのPCには光学ドライブを付けていないので)
インストール方法は上記のようなパーティション構成になっているのでHDDインストールを選択。

HDDインストールではUSBメモリ等からboot.isoを使ってインストーラを起動する必要はなく、GRUBを流用する。
その設定は、Anacondaを起動するカーネルとinitrdをISOイメージから取り出しGRUBのエントリに追加する。

1) インストーラ用カーネルの配置ディレクトリを作成
# mkdir /boot/install

2) DLしたインストール・イメージをループバック・マウント
# mount -o loop ~okap/Fedora-10-i386-DVD/Fedora-10-i386-DVD.iso /mnt/

3) カーネルとinitrdを1)で作成したディレクトリにコピー
# cp /mnt/isolinux/{vmlinuz,initrd.img} /boot/install

4) インストール・イメージをアンマウント
# umount /mnt

5) 上で配置したカーネルのエントリをgrub.confに追加
title Fedora 10 Installer
    root (hd0,2)
    kernel /boot/install/vmlinuz ramdisk_size=8192
    initrd /boot/install/initrd.img

3. インストーラの起動

上記追加のGRUBエントリから起動し、HDDインストール方式を選択。
ISOイメージが保存してある下記を指定。
パーティション:     /dev/sda3
ディレクトリ・パス: /home/okap/Fedora-10-i386-DVD
ところが、Anacondaが起動しない!
images/install.imgが見つからないというメッセージが出る。
今までこの設定で起動していたのに、Fedora10から変わったのか?



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